円柱型のステンドグラスランプの作り方

ステンドグラス制作のコツ 2020年11月25日 by 和泉久子

このような円柱型のステンドグラスランプ作りました。

今回は円柱型のステンドグラスランプの作り方をご紹介します。

9月の新商品で出てたランプベースに合わせて作ります。

54621　TR鉄行灯

まずはモールドをどうするかなぁ

「どうしようかなぁ。フュージングの半円になったスランピングモールド使うかなぁ。でもそうすると4分割とかにして繋げないといけないなぁ。」
と、悶々と考えておりまして。
結果、小学生の夏休みの宿題のような段ボール作戦になりました。

ちなみにスランピングモールドはこちら

18228　スランピングモールド MLB-64

モールド問題が解決したらデザインをしよう

まずはイメージを描いてみる。
ブーケを見てて、そんなステンドグラス作りたいなぁと思い
白い花が流れるようになってて～、手前空いてたら奥のステンドグラスが見えていいかも～
なんて考えたのがこちら

恥ずかしい。。。でも、ラフなんで。ね。

よーしだいたい決まったぞ～となったら
原寸で描いていくので、サイズを決めます。

ランプベースの内径が14ｃｍくらいなんで
ガラスの厚みと花びらを立体に付けたいから12ｃｍの円柱にしました。

で、小学生の算数がここで役立ちます。
直径12ｃｍの円周は？
そうです。
直径×3.14＝37.68ｃｍ（現在の円周率って3なんですよね。それでいいのか？）
37.68ｃｍなのですが、ここで大雑把な性格発動で
「横幅38ｃｍでいいな」となります。
3ｍｍくらい後で微調整できる。と、何故か思うわけです。

で、描きました。
もっとガラス無しの部分大きくしたかったんですが
電球が見えてしまうのでそれも考えながら描きました。

両サイドは重ねて線が合うように描きますよ。

立体の花びらのも描きます。

ま。適当です。

デザイン画はモールド用（ハンダ用）とガラス切り用に2枚コピーしておきますよ。

いよいよモールド作っていきましょう

デザイン画の下は厚紙にしようかなぁと考えていたのですが
A3のクリアファイルがあったので
それを1枚にしました。
2重になってるのを1枚にしたらいいです。

デザイン画とクリアファイルを一緒に丸めておきます。

12ｃｍの円を段ボールで6枚作りました。写真は2枚ですけども。6枚です。	で、丸めておいたデザイン画の筒の中に1枚入れます。マスキングテープとかで固定します。
で、ペコペコしたらいやなので新聞紙入れます。	次の段ボールを入れます。
で、また固定します。	端を閉じます。
固定します。	※画像なしの注意事項この時点で半分しか段ボール入れてないので、逆さにして同じことをしてください。

できました。

これは裏です。

ガラス切り

ガラス切ったら、確認は円柱のモールドに合わせます。

で、円柱に平らなガラスを置くわけですから
大きなパーツだと両端が浮いてしまいます。
合わせてみて、あまりにも浮くなぁというパーツは
今回窯で焼いて曲げました。

これに置いて焼きました。
すっかり写真撮るの忘れてました。
立体でつける花びらも焼いてます。

例えばこのパーツ

真上から見ると少し曲がってます。

透明なガラスを焼くと、モールドのガサガサで、ガラスもちょっとガサガサになってしまうんですよね。
そこがちょっと残念です。

10ピースくらい焼いて曲げました。
モールドの中が新聞なので、グッと押したらどうにか納まりそうな微妙な大きさのパーツは焼かないでハンダしてます。

ハンダ付けします

モールドに両面テープ貼ります。	普通のランプのモールドに貼る時は全部貼ってからハンダをするのですが、今回は円柱なので裏が心配なので少しづつ貼ってハンダします。
裏もガラスが入るようになったら机にゴリゴリガラスが当たるのがいやなのでタオル敷いてます。タオルの端を丸めたらコロコロ不安定なのも防げます。	全面ハンダできました。

モールドを外します。

端を取って～	新聞出して～
テープ外して～	段ボール外して～
全部取りました。	クリアファイルめくって～
クルクルして～	型紙外して～
クシャ	※画像なしの注意事項型紙外す時、両面テープ付いてるので裏側のコパーテープも浮いてしまうことがあるので、慎重に外してください。浮いたコパーテープはまたしっかりと貼り付けてくださいね。