ステンドグラスとは、エ字形の断面を持つ鉛のリムを用いて着色ガラスの小片を結合し、絵や模様を表現したもの。
となっています。
これは、ケイム(鉛線)のパネルのお話しですね。
起源としては、教会に入ってるステンドグラスが始まりなので。
stained glassの【stained】とは「汚された」などの意味を持ちます。
これは絵付けの事をさしてるとも言われています。
ステンドグラスを初めてみようかな?
ステンドグラスを始めたばかりでどんな技法があるのかわからない…。
用語もわからない…。
という方のために、簡単に調べられるような用語集を作ってみました。ひとこと解説付きです。
ステンドグラスではないガラス工芸の技法も入ってます。
【ステンドグラス・ガラス工芸の技法】
・コパーホイル(コパーテープ)技法:粘着が着いた銅のテープで、ガラスの周りに貼りその上にハンダを乗せていきます。
細かなデザインに向いています。ステンドグラスランプなどはこちらが主流です。
ティファニーテクニックなどとも呼ばれています。
・ケイム(鉛線)技法:H型の鉛線にガラスを組みこんでいく技法です。
強度もあるので、建築パネルなどにはこちらがいいです。
レッドケイム:引き抜き成型法 ソフトタイプ・ハードタイプがあります。表面が平らなものとラウンド型があります。 |
ジンクケイム:亜鉛でできており、強度があります。 |
・キルンワーク:キルン(窯、炉)を使った加工技法全般のこと
・絵付け:ガラスで作られた顔料で線や影・色をつけ窯で焼き付けます。
・グリザイユ:輪郭・陰影用(ブラック・ブラウン・白・緑があります)
・エナメル:染色用(透明系・不透明系の多彩な色があります)
・シルバーステイン:ガラスを金色に発色させます。
・フュージング:板ガラスやガラスフリットを電気炉内で加熱することによりガラス同士を熔着させる技法。
・スランピング:型に乗せてガラスを曲げること。
・タックフューズ:ガラス同士がつくくらい焼くこと。
・フルフューズ:ガラス同士が溶け合うくらい焼くこと。
・パート・ド・ヴェール: 粉状のガラスを耐火石膏で作った型に詰め、加熱する技法
・サンドブラスト:ガラスの表面を砂などの研磨剤を吹き付けつや消し状態や彫刻をする技法
・エッチング:酸でガラスの表面を腐食させて色を抜く。
・被せガラス:透明なガラス素地を覆うように色ガラスを重ねて熔着する技法。
ステンドグラス用のアンティークガラスでは透明だけではなく、黄色に赤や
赤に青などもある。
ランバーツで色表記の部分が「〇〇on〇〇」となってるのが被せガラスです。
・ダル・ド・ヴェール:厚いガラスを砕きエポシキ樹脂で固める技法
・モザイク:ガラスをカットして型の中に並べ、セメントを流し込み固める。
・バーナーワーク:ガラス棒をバーナーで溶かして作る。とんぼ玉など。
様々な技法があります。
ステンドグラスと組み合わせて使える技法もありますので
ぜひご参考までに。
ステンドグラスビトロではオリジナル製品の販売をしております。オーダーも承っております 是非ご覧ください。